怒るときにははっきりと怒る。パロ・ツェチュで私の隣に割り込んできた中国人観光客が言うことを聞いてくれず、バッドマナーに辟易していた。すると席の持ち主のおばちゃんが戻ってきて、眉つりあげてガンガン文句を言った。それでもどいてもらえないと見ると、なんと隙間に無理やりお尻を押し込んで座った。孫2人と一緒に!やるなぁ。
※ブータンへの観光客の国別の割合は、1位アメリカ、2位日本。3位からは欧州各国。私には意外だったが中国やシンガポールからの客もよく見かけた。
これがその孫だ。仲がよくてほほえましい。私のカメラの連写機能が気に入ったらしく何度も見返していた。
舗装が少ないため風が吹くと砂埃が舞う。
詣でた善男善女は咳こみ、布だの袖だの、例の黒やグレーのニンジャマスクだので口を覆う。
「なんでこの色なのかって?さあ・・・」
ひどい強風でも、雨がぱらついても、強烈な陽光がさしても、真摯に見入っている人々には心打たれる。
※私が滞在した4月上旬の天気は、曇り時々晴れ、時々雨、ところによって強風。気温は昼間20℃、陽がさせばもっと暑くなる。明け方は寒くて6℃ぐらい。寒暖の差に注意。
しかし四六時中真摯なわけでもない。そこはブータン流にゆるく、おしゃべりしたり茶を飲んだり食事に抜け出したりするのであった。
お堂のたもとで勝手に昼飯している一家。いいのか?いっか。
正装時に左肩にかける大事な布(男性は白いカムニ、女性は赤系のラチュ)で、マスクやほっかむりする人が多いのには笑った。超適当。
工夫している。
ブータン美人さん。とってもお洒落。
「ねえ彼氏とはどうなってるの?」「えっと、ひ・み・つ♪」
って言ってるかどうかは知らん。
意志の強そうな瞳が素敵。
数えきれないほどの人に出会った。
「幸福の国」の幸福な祭典に来て、私は幸せだった。
ゲデン氏の知り合いのガイドさん。
おどけながら寄付を集めて回る人。白人観光客も笑ってます。いい雰囲気。
「ボクお腹すいたよぅ」「これこれ、ちゃんとご覧なさい」
「うまいピーナッツはいらんかねー」
小坊主さん。
小坊主さんが見つめる先には、
やはり小坊主さん。
ブータン人はチベット仏教の教えに基づき、殺傷を嫌う。すべての生き物は輪廻転生すると考えている。
うろちょろしているトカゲを見つけ、踏みつぶされないようにつかまえようとしていた。
「もしこいつが前世で俺の親だったら・・・」とか考えたら放っておけないよなぁ。
「えっトカゲ?この人混みの中に入っちゃったの?」と心配そう。
殺傷はなるべくしない主義ゆえ、野犬もお犬様として君臨している。
人通りをものともせず等間隔に寝ていた。
神聖なる舞の場にも闖入。
人間の仔も闖入します。
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