2012/05/12

タクツァン帰路、花

お堂。

お堂がそこかしこに散らばっている。そして祈りの痕跡も。
タクツァン一帯が平和な波動に満ちあふれているのは、人々の思いのなせる業だろうかとも思う。

岩場。ブータンにも巨石を聖なるものとする信仰がある。

岩陰の超ミニ仏塔。4、5cm。

中には死者の名と経文を書いた紙が入っている。
遺族が供養のために作っておさめる。

さようなら。

名も知らぬ花。

お香(針葉樹の葉など)をたく場所。

なが~い松かさと松林。

木から垂れ下がっていたコケ類が落ちてもふもふ。

記念のケルンではない。「聖なる山の精霊への捧げものです」と。

馬の水飲み場にて。「ペットボトルに葉が挿してありますが、これも聖なる存在への捧げものですか」
「いえ、誰かが勝手に挿したんです(笑)」




シャクナゲの季節だった。



仔馬もゆくよ。




ふもと近くのお堂。下を流れる沢の力でマニ車が回っている。

これが水力マニ車だ!・・・って網しか写ってないね。

小橋が見えないほどに掛け渡されたルンタ。

駐車場あたりからタクツァンを振り返る。


余計だがひとつ思ったことは、道中にごみ箱を置かないで、日本の山のようにごみ完全お持ち帰りの決まりを設けたらどうかということ。環境立国の名が高まるし、全部のごみ箱を回って始末する手間が省けるし。ついでにごみ袋を売って収入を地域に還元すれば一石三鳥。なんて。


午後3時過ぎ、下山を果たした。
ゲデン氏が「ウゲ~ン!」と呼ぶと、茶屋からウゲン氏が出てきた。
ウゲン氏は私に向かって「やったね!」とニコニコ。私の腕を支え続けて消耗しているはずのゲデン氏もニコニコ。
お二人ともお疲れ様でした。そして私も。

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