トンドル(布製の大きな仏画)のご開帳は、ぜひとも見たいところだった。
それは早朝に引き出され、建物の壁一杯に吊り上げられる。前日ゲデン氏に何時に開帳されるか尋ねたら、「うーん、5時か、3時か、6時か・・・はっきりしません」。
スケジュールがあってないようなのがブータンである。疲労困憊の私に3時は無理なので、何かの本に書かれていた5時ごろを目安とした。
翌朝5時。会場に着くと、すでに開帳されていた。 orz
雨。ゲデン氏によれば、「トンドルの時は必ず雨が降ります。ブッダの祝福の雨です」。
ぬかるむ坂道に何千人もの人が並んでいる。僧侶からの祝福を受けるための列である。多くは傘をさしていない。冷たく澄んだ水が人々の頭を濡らす。帽子はご法度なのだ。
私は外国人枠ということで、列の前の方に入れてもらえた。ブータン人の方々ゴメンナサイ。
仏画に沿って僧侶たちが並び、白い布を垂らしている。人々は布に触れるようにして通り抜ける。
誰もが厳粛な面持ちでいる。仏教という深い道に結集してみんなで仏の光をいただく。それはどんなにか心強く、また心安らぐ時であろうか。
雨が洒落にならないほど強くなってきて、一旦撤収。もも家で寝なおし、朝食をとった。
明るくなってから再び詣でた。列はまだ続いている。
巨大さと美しさに圧倒される。
グル・リンポチェとその化身たち、そして人間が地獄の苦しみから解放される様子が描かれている。
法要の始まり。
着付けチェックしてるのかな?
余念がありません。祭は異性との出会いの場でもあるから。
女子高生は制服の上からラチュをつける。
続いて法要と舞があるのだが、
アナンついにヘタる。
もも家の面々を心配させたのはこの時のことだ。部屋で午後3時ごろまで寝込んでいた。
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